北海道へ嫁ぎ
4人の子どもを育てながら、フリー助産師をしている
ハッピーマタニティ相談室 助産師 ときえ です
3人目ママの母乳育児への不安【後編】
前回の続きから
産後の不安で多いのが
「母乳だけでは足りてないかも・・・」
です
ママの気持ちはよく分かります
産科で
母乳よく出ているね!
と言われても
家では母乳の量を計っている訳でもなければ
1ヶ月健診までは赤ちゃんの体重も計りません
なので、1時間おきとかで泣いて
おっぱいを欲しがる赤ちゃんを見て
「本当に母乳だけで足りているのかな・・・?」
と
産まれたばかりの赤ちゃんの胃の容量は
ビー玉程度(10ml弱)
生後1ヶ月経っても
卵程度(80~150ml)の大きさしかありません
しかも母乳は消化にいいです
ですから
特に母乳だけの子の場合、
いくら飲ませたところで
何時間も寝てくれることはありません
こまめにこまめに母乳を吸わせる
回数で稼ぐ
くらいがちょうどいいんです
(ママにとっては修行ですが・・・)
逆に
良く張って溢れるくらいのおっぱいは
もしかしたら、母乳分泌過多の状態かもしれません
一回にたくさんの量を飲ませられることで
赤ちゃんがよく寝てくれるかわりに
授乳間隔が空くことで
母乳が行き場を失い
おっぱいが溜まってしまう・・・
そしていつの間にか乳腺炎になることも・・・
・あまり張らない
・何回も吸わせないといけない(3時間空かない)
実はそんなおっぱいの方が
いつも新鮮な母乳が作られる
いいおっぱい
なのだと思います
ちなみに私は
生後9ヶ月の息子への母乳間隔が
3時間空かない事もよくあります
夜間なんかは
もー
となってしまいます(笑)
ですが、
それも母乳をあげている間だけと
母乳育児の醍醐味
くらいに思ってやっています
月齢が上がってくると
お腹が空いているから
起きる訳ではないんですよね
おっぱいが恋しくなって
吸っている感じ♡
そんなに出ていなくても
ママのおっぱいが吸いたい
心の安定
そんな感じなので
逆にいとおしく感じたりします
母乳育児
たかが母乳
されど母乳なんです
冒頭のママは
やっぱり母乳がいいとおっしゃって
私に相談してくださいました
私もできたら母乳がいい
と思います
頻回授乳は大変ですが
母乳育児をしている間は
赤ちゃんはママのおっぱいを
求めてくれます
そのようなわけで、
・水分をこまめに摂る
・少しでもストレスを解消させる
・母乳を頻回にあげる
そして、
ミルクはどうしても寝ない時に
したらいいと思います
3回/日程度なら
まだまだ母乳で頑張れるかと・・・
母乳を吸わせる回数を増やして、
ミルクを減らしていく感じ
そのためには
ママがしっかり食べて
しっかり飲んで
休める時にしっかり休みましょう!
たった1年ほどの間
その間、私も楽しみながら
母乳育児をしていこうと思います
このような方はお力になれると思います
▼ ▼
これから結婚・妊娠を考えている方
結婚をすると決めたが、夫や義両親との生活に不安を感じている方
現在妊娠中で妊娠に不安を抱えている方
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母乳育児に関して、相談する人がいない方
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1987年産まれ、静岡県磐田市出身。
看護学校の時、小児看護担当の先生から、「助産師になってみない?」と進められる。
看護学校では出産の見学ができず、「出産も知らないのに・・・」と助産師になろうか悩むが、助産師は妊娠・出産・産後だけでなく、『女性の一生をサポートする職業』ということを知り感銘をうけ、助産師学校を目指すようになる。
助産師学校を卒業後は、総合病院の産科・小児科の助産師として4年間勤める。
主に、分娩介助(赤ちゃんを取り上げるお手伝い)・新生児のお世話・産後のママのお世話・母乳育児の相談・妊婦健診・両親学級の実施を経験。
その間、赤ちゃんを取り上げた人数約90名。お産に付き添った件数約500回。お世話させていただいた新生児の人数約1000人。その他に母乳育児や産後の相談を受けた件数1000件以上。
結婚を機に退職、北海道に嫁ぐこととなる。
2015年4月 長女出産
2016年5月 次女出産
2018年3月 長男出産
2020年5月 次男出産
義両親と3世帯同居の中、未知の土地で、4人の子育てを経験する。
4人目の妊娠・出産の際、コロナ禍で不安な日々を送り、孤独な出産を経験。
コロナ禍でも継続して安心安全な医療を提供してくれる医療従事者の方への『感謝』の思いと同時に、病院で出産するママ達へのサポートが手薄であることも実感した。
待ちに待った赤ちゃんとの生活のはずなのに、産後に新生児のお世話や母乳育児で悩んで、泣いているママの多さに疑問を抱いた。
”妊娠””出産”は一生続く子育てのスタートライン。
もっとハッピーなスタートを切ってもいいのではないか?ハッピーな子育ては、妊娠中から今後の子育てを見据える”マタニティマインド”作りから始まる。
そういった思いで、助産師として、また4人の子育ての経験も生かし、ハッピーマタニティ相談室開所を決意する。
コロナ禍の中、小さな子たちを育てながら、自分にもできることを探し、
相談は、ZOOM・LINE電話、メールを使って行う完全自宅STYLE。
かつて助産師を目指した際、自分の思い描いた理想の『女性の一生をサポートする助産師』を目指して、日々活動している。
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