赤ちゃんが吐くワケ

赤ちゃんが吐くワケ

「赤ちゃんが授乳の後、吐き戻すんです。」

授乳されているママから
こういったご相談をされることがあります。



赤ちゃんが飲んだものを吐いてしまうと
・病気になってしまったんじゃないかな？
・脱水や栄養不足にならないかな？
など不安になってしまうと思います。



ですが、月齢が小さい赤ちゃんが飲んだものを吐いてしまうのは
問題ないことが多いです。

その１番の理由は、
・胃の形が大人より縦長で吐きやすい形な上
締まりが悪く逆流しやすいこと。

他には、
・吸てつ反射と言って
産まれ持った”吸う能力”があることで
反射的に飲んでしまい、飲みすぎてしまうこと。
・ミルクと一緒に空気も飲んでしまい、ゲップと一緒に吐いてしまうこと。
などもあります。



小さい赤ちゃんにとって、”吐く”ことは生理的によくおきてしまうことなんですね。



１日に何回か吐いても、
元気で顔色も良く、おしっこもよく出ていたら、まず問題ありません。



ですが、まれに病気が隠れていることもあります。

・吐いたものがミルクや母乳と違う色。(血や胆汁が混ざっている。)
・顔色が悪い。
・発熱や下痢など他の症状がある。
・けいれんしている。
・体重が減ったり、おしっこが濃い＆少ない。
など…

ママの”いつもと違う”といった感覚も大事になってきます。

赤ちゃんが吐くのは生理的なことと言っても、
なるべく吐かないようにしてあげたいですよね。



飲んだ後、ゲップを促して、寝かせるとき、
頭元を少し高くしてあげると、ラクに寝かせてあげれます。



また、よく吐く赤ちゃんは、寝かせる時に横を向かせて寝かせてあげると、
吐いたもので喉を詰まらせるのを予防できますよ。


赤ちゃんが吐いたら、動揺してしまうと思いますが、

まず、赤ちゃんの機嫌はどうか？普段と比べて変わりないか？を見てあげてくださいね。
言葉を発せない赤ちゃんにとって、ママの”なんとなくいつもと違う”という感覚はとても大事になってきます。


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