九九を覚えた２年生と妊婦の共通点

 

九九を覚えた２年生と妊婦の共通点

北海道苫小牧市でご自宅訪問専門の助産院、産前産後専門整体【さかえ助産院】を開いているやまはたときえです

私には、小学校２年生の娘がいますが、ここ数ヶ月間、力を入れて九九を学んでいました。


毎日算数の授業では、九九を学び、宿題では九九を出され、九九のテストが毎日のようにありました。娘は、家でも学校でも九九を常に口ずさみ、学校の教室には、九九が書かれたポスターが張られ、努力をしている姿が頼もしかったです。

授業参観では親の前で、得意な九九の７・８・９の段を披露をしてくれました。



兎にも角にも、小学校２年生の後半は、九九三昧の日々…。

ちょうど30年前、私自身も九九を習い、同じように毎日口ずさみ、テストを受けたことを思い出しました。

超が付くほど忘れっぽい私ですが、30年経った今でも、九九を忘れることはありません。

これを読んで下さっているあなたも、同じことを経験されていることと思います。

何度も何度も、九九を口ずさみ、問題を解き、身体に刻み込まれるまで、繰り返します。
そうすることで、何も考えなくても、忘れないようにと意識をしなくても、九九が口から出てくるのでしょう。

これって、産前産後の姿勢バランスと似ているところがあるんです。

妊娠中は、お腹が大きくなりますよね。臨月の状態では、赤ちゃん3㎏、子宮１㎏、羊水や胎盤で１㎏。おおよそ5～6㎏分は、お腹が大きくなります。
妊娠中、5～6㎏も大きくなった状態だと、通常の姿勢バランスでしたら、前に倒れてしまいます。

前に倒れないためには、妊娠中は姿勢バランスを、少しづつ大きくなる赤ちゃんに合わせて変えていく必要があるのです。

妊娠を維持するためには、この姿勢バランスの変化は必要不可欠。

身体が妊娠の変化に順応するために、たった数ヶ月の間に変化をさせていく…
人間の身体ってスバらしいなぁと感じます。

九九と一緒で、環境に順応するために、身体に刻み込んでいくのです。

でも、九九と少し違うのは、【出産したらお腹の5㎏は一気に無くなる】ということ。

九九は一度身体に刻み込んだら、刻み込まれたまま、一生残りますよね。
「九一が九、九二十八…」忘れたくても忘れられないあのリズム…。

でも、妊娠中の姿勢バランスは、妊娠期間中のほんの数ヶ月のみ。



出産を経て、勝手に元の姿勢バランスに戻ってくれるかというと、身体に刻みこまれた姿勢バランスは、そう簡単には変わってくれません。

妊娠中、何ヶ月もの時間をかけて変化した姿勢バランスは、それと同じくらいの時間をかけて、非妊時の(元の)姿勢バランスに戻る必要があるのです。

骨盤軸整体は、1回でも効果はありますが、非妊時の姿勢バランスを身体に刻み込むために、おおよそ2～3ヶ月の間に、10回程度、1週間に1回の施術が推奨されています。



”継続は力なり”という言葉がありますが、継続していくことが、揺るぎない姿勢の軸を身体に定着させることに繋がるんです。

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