大人とは全く違う!新生児の身体の特徴 

◆新生児

北海道に嫁ぎ

5歳・4歳・2歳・0歳の4人の子育てをしながら

フリー助産師をしている

 

ハッピーマタニティ相談室 助産師ときえです。

 

    
  
 

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大人とは全く違う!新生児の身体の特徴 


いろいろな育児書だったり
インスタ、YouTubeだったり



本当に情報が溢れていて

今は便利ですよね


妊娠・出産・産後・子育ての情報って

いくらでも
ネット上で知ることができますが

実際に見たことがないと
産まれたばかりの赤ちゃんの特徴やお世話って
やり方もわからなければ
イメージもつかないですよね




それは
車の免許も無いのに
車をいきなり運転するようなもの

エンジンのかけ方や
ブレーキのかけ方
ギアの替え方
ライトのつけ方
・・・
ある程度の知識を知らないと
事故にあってしまいます



今日は
一般的な新生児の特徴から
ママはどうやって新生児と関わったらよいか

私なりの視点も踏まえて投稿していきます


まず
新生児とは
産まれてから27日間(28日未満)の赤ちゃんの事

をいいます
それ以降1歳までが乳児
1歳~小学校入学までが幼児となります


特に新生児と区別されるのには理由があって
新生児はママのお腹の中で
胎盤からママに酸素も栄養も貰って生きてきた胎児から
「おぎゃー」と産まれることでその瞬間から
自分で酸素も栄養も調達しなければならなくなります


パッと見た目ではわからないのですが

「おぎゃ~」の一瞬で身体の中が

一気にガラッと変わる感じ


新生児の小さな身体の中ではとても大きな変化が起きていて
新生児を単に
”小さな大人”としては
とらえられないということです



だから
産まれたばかりの赤ちゃんの事
少しイメージしてあげてください


産まれたばかりの赤ちゃんは


自分で”息”するのも


自分で”泣く”のも


自分で”母乳を吸うのも”


自分で”生きる”のも

全部初めて

すごく弱くて
母親がいないとなにもできない

だから
赤ちゃんの事
少し知ってあげてください


項目ごと簡単に説明していきます

⇒何にに気を付けて関わっていくか

も説明していきます!

【目】
視力は0.01~0,05くらい
ド近眼で30㎝の距離がぼんやり見えるくらい
目が合う→生後1ヶ月頃
ニッコリする→生後2ヶ月頃
大人とおんなじ視力→3歳頃

⇒抱っこしてあげるとき赤ちゃんは、ぼんやりママが見えています
⇒目が合わないのは普通です


【鼻】
ニオイも分かります
赤ちゃんは鼻で息します
鼻の上のぷつぷつは生後1ヶ月くらいで無くなります

⇒”ママのニオイ”がわかります ”絆”ですね
⇒鼻水が出ていたらそっととってあげましょう


【耳】
お腹の中から、ママの声やパパの声を聴いています
高いママの声が大好き
「ビクッ」と大きな音に手を大きく広げて物をつかむような動作『モロー反射』をします
『モロー反射』→生後6ヶ月頃に消失

⇒「お腹空いたの?」「○○ちゃん、お風呂だよ。気持ちいね」などなど
  たくさん話かけてあげてください!
⇒『モロー反射』で寝ている赤ちゃんが起きてしまうことあり
  おくるみを使って安心させてあげましょう!


【口】
味も分かります
特に甘味と苦みは分かるので、ママの母乳とミルクの違いも分かって飲み分けることも
口に物が入ると勝手にチュチュします→『吸てつ反射』

【頭】
産まれた来るときに、頭の骨が重なり合って、コンパクトになって産まれてくるため
産まれてすぐはいびつになってい事も多いですが、生後2~3日には元に戻ります
基本的に柔らかく、特におでこのちょっと上は大泉門と言って骨が無い場所があります
1歳半頃に隙間が無くなります

⇒おでこの上は強く触らないようにしましょう

【手】
いつも手をグーにしています→『把握反射』

⇒何かを握っていると安心します
⇒手の中が臭くて汚いことが・・・沐浴のときに注意して洗ってあげましょう


【姿勢】
首も腰もグラグラします→首がすわるのは生後3ヶ月頃 腰がすわるのは生後8ヶ月頃
新生児はずっと横になった状態で
腕は曲げて『W』
足も曲げて『M』

の状態にいることが普通です
お腹の中にいた時のまぁるい体勢が安心します

⇒抱っこのとき首を支えてあげてください
⇒おくるみを使うときは、お腹の中にいた時の姿勢『MW』を意識して
 まぁるくしてあげると安心します


【背中・おしり】
背中に産毛があったり、おしりに青いあざがあったりします
成長に伴って消えていきます

【皮膚】
皮膚は薄くデリケートです
産まれて3日くらいで黄色くなってきますが、普通10日程で消えていきます→『新生児黄疸』
産まれて2日程で皮膚がカサカサして剥けてきますが、「一皮むけてきれいになる」と言われていて心配いりません
顔にニキビや湿疹ができやすいです

⇒産院でも新生児黄疸に注意して診てくれていますので

 心配なようでしたら聞いてみるといいです
⇒カサカサするのが気になったり、出血するようでしたら

 産院で聞いてみると保湿剤等くれます
⇒お家に帰ったら、沐浴は毎日して全身の皮膚の観察をしてあげてください
⇒顔もしっかり石鹸で洗ってあげましょう
⇒おむつもこまめに変えてあげてください


【体重】
産まれてから生後4日~5日くらいまで必ず体重が減りますが、10日程で産まれたときの体重に戻ります
母乳やミルクを飲むより、汗やおしっこ・うんちなどで出ていく量の方が多いからです→『生理的体重減少』

⇒母乳が出だすのは生後2日~3日後です

 それまでは体重が減りますが、そんなに心配入りません 
 体重は産院でも管理してくれています
⇒泣いていても、おしっこを1日に5~6回たっぷりして、うんちも1日1回以上して元気に身体を動 

 かしていたら大丈夫なことが多いです


【体温】
36.5度~37.4度が平熱です
汗っかきで体温調節が苦手で室温や着ている服で
体温が上がったり、下がったりします
お風呂でもすぐにのぼせます

⇒慣れるまで、1日1回体温を測って室温と服で調節をします
⇒沐浴(入浴)はトータルで5分ほどで終わらせるようにします


【呼吸・脈拍】
生後すぐは複式呼吸でお腹を上下に動かします
呼吸も脈拍も大人の約2倍あります

⇒呼吸が早くても辛い訳ではありません

【うんち・おしっこ】
個人差はありますが、多い子はおしっこ10回以上、うんちも何回もします
おしっこ5~6回/日・うんち1回/日していれば問題無いです
成長するにつれ、回数が少なくなってきます
産まれて1日~2日は『胎便』と言って”ごはんですよ”みたいな黒いうんちをします
その後黄色くなっていきます
うんちはゆるゆるで形はありません。形があるようでしたらうんちが固いので便秘かもしれません
生後数日のうちにピンク~オレンジのおしっこをすることがありますが、尿酸塩水と言って生理的なものが多いです
何回も出るようなら産院に相談してください

⇒母乳(ミルク)が足りているかの基準にもなりますので、大体把握しておきましょう
⇒新生児のうちは便秘になりやすい子もいます。便秘は大人でも辛いですよね
 「綿棒浣腸」をして1回/日は出してあげましょう


【おへそ】
じくじくしていますので、おむつが当たらないように端を折って乾燥させるようにしてください
生後1週間程でへその緒が取れます

出血しても少量ですぐ止まるようなら大丈夫です
止まらなかったり、へその緒の芯(米粒くらいのもの)が残っていたら病院に相談してください

⇒清潔と乾燥が大事です!お風呂でもしっかり洗って、しっかり乾燥させてあげましょう

【性器】

女の子は生理のように少量出血があることがありますが、心配いりません

⇒男の子→おちんちんの下や、たまたまの下
 女の子→ひだひだの間
 にうんちや汚れがたまりやすいので気を付けて拭いてあげてください
 お風呂のときもそこを重点的に気を付けてあげてくださいね



分かりやすく簡単に!

と思いましたが

ダラダラとかなり長くなってしまいました 

申し訳ございません 汗

こうやって振り返ると
大人の私たちとは全く違うものですよね


少しでも知っておいて
イメージしておくと

不安が減りますし
子育てしやすい

かと思いますので
是非参考にしていただけたらと思います

本日も最後までご覧いただきありがとうございました

このような方はお力になれると思います

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【山端 ときえ プロフィール】

1987年産まれ、静岡県磐田市出身。

看護学校の時、小児看護担当の先生から、「助産師になってみない?」と進められる。
看護学校では出産の見学ができず、「出産も知らないのに・・・」と助産師になろうか悩むが、助産師は妊娠・出産・産後だけでなく、『女性の一生をサポートする職業』ということを知り感銘をうけ、助産師学校を目指すようになる。

助産師学校を卒業後は、総合病院の産科・小児科の助産師として4年間勤める。
主に、分娩介助(赤ちゃんを取り上げるお手伝い)・新生児のお世話・産後のママのお世話・母乳育児の相談・妊婦健診・両親学級の実施を経験。
その間、赤ちゃんを取り上げた人数約90名。お産に付き添った件数約500回。お世話させていただいた新生児の人数約1000人。その他に母乳育児や産後の相談を受けた件数1000件以上。

結婚を機に退職、北海道に嫁ぐこととなる。
2015年4月 長女出産
2016年5月 次女出産
2018年3月 長男出産
2020年5月 次男出産
義両親と3世帯同居の中、未知の土地で、4人の子育てを経験する。

4人目の妊娠・出産の際、コロナ禍で不安な日々を送り、孤独な出産を経験。
コロナ禍でも継続して安心安全な医療を提供してくれる医療従事者の方への『感謝』の思いと同時に、病院で出産するママ達へのサポートが手薄であることも実感した。

待ちに待った赤ちゃんとの生活のはずなのに、産後に新生児のお世話や母乳育児で悩んで、泣いているママの多さに疑問を抱いた。
”妊娠””出産”は一生続く子育てのスタートライン。
もっとハッピーなスタートを切ってもいいのではないか?ハッピーな子育ては、妊娠中から今後の子育てを見据える”マタニティマインド”作りから始まる。
そういった思いで、助産師として、また4人の子育ての経験も生かし、ハッピーマタニティ相談室開所を決意する。

コロナ禍の中、小さな子たちを育てながら、自分にもできることを探し、
相談は、ZOOM・LINE電話、メールを使って行う完全自宅STYLE。

かつて助産師を目指した際、自分の思い描いた理想の『女性の一生をサポートする助産師』を目指して、日々活動している。

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