北海道へ嫁ぎ
4人の子どもを育てながら、フリー助産師をしている
ハッピーマタニティ相談室 助産師 ときえ です
本当に要るものはどれ?【授乳グッズ編】
母乳で育てる?
ミルクで育てる?
「ミルクの方が栄養がたくさん入っていて、赤ちゃんもよく寝て、ママも休めるのよ」
なんて言っているのは
35年~40年前に子育てをした
おばあちゃん世代だけです
今はどこの産院でも
当たり前のように
母乳育児を推進しています
母乳育児に関しては
話し出したら
かなりの長編になってしまいますので
別の記事で投稿させていただきます(笑)
今回は
本当に要るものはどれ?【授乳グッズ編】
について投稿させていただきます
育児書を参考に見ていくと
【母乳グッズ】
・母乳パット
・授乳クッション
・搾乳器
【ミルクグッズ】
・哺乳瓶
・粉ミルク
・哺乳瓶洗浄グッズ
・哺乳瓶消毒、除菌グッズ
と
あたかも全部必要なので
用意してください
といったように書いています
ですが
母乳育児をしていく上で
全部必要とは限りません
私が
出産前の母乳育児の準備で
必要と考えるものは
・母乳パット
・授乳クッション
だけです
なぜかというと
私には4人子どもがおりますが
4人とも哺乳瓶でミルクをあげたのは
産科に入院中のみでした
ですから
退院してから、家で哺乳瓶を使ったことが無いですし
搾乳器や消毒グッズも購入したことは
ありません
母乳育児と言っても
①直接赤ちゃんに乳房をくわえさせて、ミルクを足さずに母乳だけで育てる
②直接赤ちゃんに乳房をくわえさせて、母乳を吸わせ、足りない分をミルクで補う
③直接赤ちゃんにくわえさせない(くわえさせられない)で,母乳を搾ってあげる
と
パターンがいろいろあります
①~③のどれになるかは
赤ちゃんが産まれて授乳してみないと分かりません
しかも
私は母乳がドバドバ出る方ではないので
布製の母乳パットで済んでいます
使い捨ての母乳パットも毎日使っていては
コストもかさみます
授乳クッションに関しては
あった方がいいです
なぜなら
母乳育児で大切なのは
最初の1ヶ月なのですが
初めは母乳をあげる時の
赤ちゃんを支えるポジショニングが
特に重要だからです
枕やバスタオルでも代用できますが
やはり初めは授乳クッションがあった方が断然やりやすいです
赤ちゃんは自分から乳房をくわえてくれる
と思われる方もいるかもしれませんが
実際は
×くわえてくれる
〇くわえさせる
なんです
赤ちゃんは首もすわっていませんし
母乳を吸うのも初めてです
母親が上手にくわえさせる
ことできないと
赤ちゃんが怒って泣いたり
母乳の量が増えなかったり
乳頭に痛みが出て出血し
赤ちゃんに授乳ができない状態になってしまうこともあります・・・涙
ですから
授乳クッションは用意した方が断然いいです!
残りの
・搾乳器
・哺乳瓶
・粉ミルク
・哺乳瓶洗浄グッズ
・哺乳瓶消毒、除菌グッズ
に関しては
出産後入院中に直接母乳をあげて
母乳量を見てから
必要であれば退院後購入する
ということで間に合うと思います
ちなみに
「退院してから、夜間とか足りなくなったらどうするの?」
と思われる方もおられるかもしれませんが
そういう場合は
何度も母乳を吸わせることが先です
赤ちゃんもどんどん大きくなります
赤ちゃんに合わせて母乳量が増えていきますので
退院後も何度も何度も吸わせていきましょう!
ミルクを足すことが悪い訳ではありませんが
すぐに「ミルク!」とならない方がいいです
直接母乳で慣れた子は
哺乳瓶を吸うこともできません
もし吸えても、今度は逆に
直接母乳を嫌がるようになってしまいます
もしミルクを足すにしても
哺乳瓶である必要は全くありません!!
マグでも
スプーンでも
月齢が上がればストローマグでもいいです
赤ちゃんはすぐに慣れて上手に飲んでくれますよ
私が第3子の時に見つけて愛用している
ダイソーのマグです
これ超オススメです!!
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詳しくはこちらの記事をご覧ください↓
いろいろなマグを使ってきましたが
これが一番洗いやすくて
サイズもちょうどいい
新生児期から離乳食の時期
それ以降もふたを外してコップとして使えます
高いマグなんて部品が多くて
洗いずらいし逆に不潔!
話が母乳育児のことにそれていきますので
この辺で話を戻します・・・
昔の人は
ミルクが無くても哺乳瓶が無くても
授乳クッションが無くても
母乳のみで育てていました
ですから
究極全部無くてもいけます(笑)
私も今現在(生後7ヶ月)使っているものは
布製母乳パット
(毎日洗い替え)
のみです
授乳クッションも産後2ヶ月くらいからは
使っていません
自分の枕と
そこらへんに散らかっている
子ども達のぬいぐるみを
赤ちゃんの下に挟んで授乳しています(笑)
何回も言いますが
哺乳瓶関係は
出産前から買わなくていいですからねーーー!
このような方はお力になれると思います
▼ ▼
これから結婚・妊娠を考えている方
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1987年産まれ、静岡県磐田市出身。
看護学校の時、小児看護担当の先生から、「助産師になってみない?」と進められる。
看護学校では出産の見学ができず、「出産も知らないのに・・・」と助産師になろうか悩むが、助産師は妊娠・出産・産後だけでなく、『女性の一生をサポートする職業』ということを知り感銘をうけ、助産師学校を目指すようになる。
助産師学校を卒業後は、総合病院の産科・小児科の助産師として4年間勤める。
主に、分娩介助(赤ちゃんを取り上げるお手伝い)・新生児のお世話・産後のママのお世話・母乳育児の相談・妊婦健診・両親学級の実施を経験。
その間、赤ちゃんを取り上げた人数約90名。お産に付き添った件数約500回。お世話させていただいた新生児の人数約1000人。その他に母乳育児や産後の相談を受けた件数1000件以上。
結婚を機に退職、北海道に嫁ぐこととなる。
2015年4月 長女出産
2016年5月 次女出産
2018年3月 長男出産
2020年5月 次男出産
義両親と3世帯同居の中、未知の土地で、4人の子育てを経験する。
4人目の妊娠・出産の際、コロナ禍で不安な日々を送り、孤独な出産を経験。
コロナ禍でも継続して安心安全な医療を提供してくれる医療従事者の方への『感謝』の思いと同時に、病院で出産するママ達へのサポートが手薄であることも実感した。
待ちに待った赤ちゃんとの生活のはずなのに、産後に新生児のお世話や母乳育児で悩んで、泣いているママの多さに疑問を抱いた。
”妊娠””出産”は一生続く子育てのスタートライン。
もっとハッピーなスタートを切ってもいいのではないか?ハッピーな子育ては、妊娠中から今後の子育てを見据える”マタニティマインド”作りから始まる。
そういった思いで、助産師として、また4人の子育ての経験も生かし、ハッピーマタニティ相談室開所を決意する。
コロナ禍の中、小さな子たちを育てながら、自分にもできることを探し、
相談は、ZOOM・LINE電話、メールを使って行う完全自宅STYLE。
かつて助産師を目指した際、自分の思い描いた理想の『女性の一生をサポートする助産師』を目指して、日々活動している。
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