北海道へ嫁ぎ
4人の子どもを育てながら、フリー助産師をしている
ハッピーマタニティ相談室 助産師 ときえ です
【コロナ禍で産んだ私】助産師目線で振り返る⑤
2020年5月8日
コロナ感染症の緊急事態宣言のさなか
私は第4子を出産しました
その体験を10回に分けて、投稿しています
助産師であり、4人の妊娠出産経験から
【なにを思って】
【なにを考えて】
【なにを判断基準にして】
【どう行動したか】
をなるべく細かく投稿していこうと思います
また
【コロナ禍の出産は、今までの出産となにが違ったか】
も投稿していきます
少しでもいいから
これから出産される方の力になれば嬉しいです
この記事は
◆これから出産する方
◆出産に不安を抱えている方
◆出産する場所に迷っている方
◆総合病院や周産期医療センターで出産を予定されている方
◆これから妊娠を考えている方
◆コロナ禍での出産がどういったものか知りたい方
今回は
【コロナ禍で産んだ私】助産師目線で振り返る
シリーズ5回目
【産科入院~入院後】まで
投稿させていただきます
前回の記事はこちらから↓
まだ初回の記事を読んでおられない方はこちらから↓
【午後3:00】
LDR(※)室到着
※LDR・・・陣痛室と分娩室が一緒になっている部屋
私「ありがとうございました!」
産科外来看護師「お産頑張ってくださいねー!失礼します」
産科外来看護師さんとお別れして
産科病棟の助産師さんが
変わって対応してくださいます
助産師「こんにちはー。痛みはどうですか?」
私「痛い時は痛いんですが、弱い時もあって・・・」
助産師「4人目だから、早く産まれるかなー?」
私「だといいんですが・・・(笑)」
・・・
楽しく話ながら助産師さんは
手早く入院後の事務処理をしてくださいます
LDR室に入室してから
・体温測定
・分娩衣(浴衣みたいなもの)に着替え
・検尿
・点滴ライン確保(緊急時に備えて、この病院では全員していました)
・血圧測定
・入院の書類関係の説明
・カンガルーケアの同意書記入
をしました
たまに来る陣痛に耐えながら
助産師さんに言われたことをしていきます
助産師さんが退室したタイミングを見て
(私一人だから、陣痛強くなって動けなくなる前に荷物の整理しておかないと・・・)
と思いながら大量の荷物の整理を手早くしていきます
①出産の前に使うもの・・・大きめのナプキン、水筒、箸、スマホ、充電器、時計、ティッシュなど
②産後すぐに使うもの・・・骨盤ベルト、新しい産褥ショーツなど
③産後しばらくしてから使うもの・・・円座、授乳クッション、授乳用ブラ、赤ちゃんの服など
(↑入院する前から分けておくといいです)
に分けて
①から優先的に自分のそばに置いていきます
陣痛が強くなってから
「あれ?新しいナプキンどこだっけ?」
ってなってしまったら自分で探すのも大変です
①は床頭台の一番近くに置き、ベッドに寝ながらでもすぐに届くところ
②も床頭台の近くに置きますが、少し離れていても大丈夫なところ
③は絶対ここでは使わないので、部屋の隅っこに除ける
LDR室は完全個室で
結構広いお部屋です
お産になったら
分娩セットや
緊急時の対応セットなど
が置かれて
一気に手狭になります
なるべく整理しておくことも大切です
一通り荷物の整理が終わって
ひと段落していたら
助産師さんが入室してきて
助産師「赤ちゃんが元気かモニター着けていきますねー」
と分娩監視装置(通称モニター)を着けていきました
このモニターは外来で使っているものと
一緒になります
・赤ちゃんが元気か
・陣痛間隔
を見ていくのに使うものになります
【午後3:40】
モニター装着
このモニターを着けている間は
ベッドの上から動けない状態です
モニターを見て
赤ちゃんが元気でいてくれていることを確認して
ひと安心♥
・陣痛間隔3~4分
・痛みが強い時と弱い時が交互に来ている
・腰全体が痛い
(あんまり痛みが強くなってこないなー)
(これ、いつになったら産まれるのかな・・・?)
(破水でもしてくれたら早いのに・・・)
(お義母さんに連絡して、晩ごはん作ってもらうようにお願いしないと!!)
そんなことを考えながら
モニターが終わるまでベッドで過ごしました
【午後4:15】
モニター終了
助産師「モニター終わりますねー。赤ちゃん元気ですねー」
助産師「陣痛3~4分おきに来てますね!」
私「そうなんですけど、痛みが弱い時もあって、交互に来てる感じなんです・・・」
助産師「そうなんですか。じゃあ強いとこだけカウントすると、7分おきかなー」
(7分おきじゃまだまだだなー痛いのにー!!)
(少しづつは進んでそうだし、陣痛も弱まってきてる訳じゃない)
(早くても今日中くらいかなー??)
モニターを外してもらい
トイレに向かう
(妊娠後期からトイレがかなり近くなって、1時間持たない時もあり・・・)
(出血はあまり増えていない
ナプキンに3×4㎝)
(まだまだだなー)
(今のうちに水汲んでこよー)
水筒に水を汲みに、病棟のホールまで移動
(さあ、今から何しよう・・・)
LDR室は完全個室なので
出産までは自由に過ごせます
ですが1人なので
特にすることも無いし
痛みもあるので
ゆっくりはできません 涙
(とりあえず、座っておくか・・・)
立ったり、座っておくと
重力で赤ちゃんが下がってきやすくなります
寝ているより、立って動いたり、座っている方がお産は進みやすいので
座っておくことにしました
今回はここまでに致します
次回は”夕食~夕食後陣痛が強まってくる”まで
をお話させていただきます
次の記事はこちらから↓
このような方はお力になれると思います
▼ ▼
これから結婚・妊娠を考えている方
結婚をすると決めたが、夫や義両親との生活に不安を感じている方
現在妊娠中で妊娠に不安を抱えている方
妊娠中の育児品や出産用品は、何を用意すれば良いか分からない方
母乳育児に関して、相談する人がいない方
出産が近づき出産への不安がある方
産後の新生児のお世話の方法や準備するものが分からない方
乳幼児の育児で分からないことがある方
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1987年産まれ、静岡県磐田市出身。
看護学校の時、小児看護担当の先生から、「助産師になってみない?」と進められる。
看護学校では出産の見学ができず、「出産も知らないのに・・・」と助産師になろうか悩むが、助産師は妊娠・出産・産後だけでなく、『女性の一生をサポートする職業』ということを知り感銘をうけ、助産師学校を目指すようになる。
助産師学校を卒業後は、総合病院の産科・小児科の助産師として4年間勤める。
主に、分娩介助(赤ちゃんを取り上げるお手伝い)・新生児のお世話・産後のママのお世話・母乳育児の相談・妊婦健診・両親学級の実施を経験。
その間、赤ちゃんを取り上げた人数約90名。お産に付き添った件数約500回。お世話させていただいた新生児の人数約1000人。その他に母乳育児や産後の相談を受けた件数1000件以上。
結婚を機に退職、北海道に嫁ぐこととなる。
2015年4月 長女出産
2016年5月 次女出産
2018年3月 長男出産
2020年5月 次男出産
義両親と3世帯同居の中、未知の土地で、4人の子育てを経験する。
4人目の妊娠・出産の際、コロナ禍で不安な日々を送り、孤独な出産を経験。
コロナ禍でも継続して安心安全な医療を提供してくれる医療従事者の方への『感謝』の思いと同時に、病院で出産するママ達へのサポートが手薄であることも実感した。
待ちに待った赤ちゃんとの生活のはずなのに、産後に新生児のお世話や母乳育児で悩んで、泣いているママの多さに疑問を抱いた。
”妊娠””出産”は一生続く子育てのスタートライン。
もっとハッピーなスタートを切ってもいいのではないか?ハッピーな子育ては、妊娠中から今後の子育てを見据える”マタニティマインド”作りから始まる。
そういった思いで、助産師として、また4人の子育ての経験も生かし、ハッピーマタニティ相談室開所を決意する。
コロナ禍の中、小さな子たちを育てながら、自分にもできることを探し、
相談は、ZOOM・LINE電話、メールを使って行う完全自宅STYLE。
かつて助産師を目指した際、自分の思い描いた理想の『女性の一生をサポートする助産師』を目指して、日々活動している。
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