北海道に嫁ぎ
5歳・4歳・2歳・0歳の4人の子育てをしながら
フリー助産師をしている
ハッピーマタニティ相談室 助産師ときえです。
お腹に衝撃波が!?いろいろな破水の話
おしるしがあって陣痛がきて、「パシャ」と破水があって
赤ちゃんが産まれる・・・
私が新人助産師の時の
”お産”のイメージです
こういう風に思っておられる妊婦さんて多いような気がします
ですが
これがそうでもないことが多いんです
たとえば
私の4度の出産では
1人目→産まれる直前に「バシャ」っと助産師さんの顔にかかるくらい勢いよく破水
2人目→弱い陣痛がきている中、「ドン」といきなり衝撃波がお腹に走ったと思ったら、大量に破水
3人目→おしるしも陣痛も無い状態で、トイレでいきなり「じょろじょろ」破水
4人目→産まれる直前に助産師さんが、器具を使って破水
というように
一言に破水と言っても
いろいろな破水があります
破水とはそもそも何なのかというと
『赤ちゃんを包んでいる袋(卵膜)が破けて
羊水が出てくること』
です
通常は陣痛が来て、子宮が大きく開いてきたら「バシャ」と破水します
これが一番一般的に知られている
”破水”ですが
これ以外にもいろいろな破水があって
破水する時期
破水する場所
破水して出てきた羊水の色
によって判断が変わってきます
また破水したら
赤ちゃんが破水の影響で
しんどくなってしまうことも
まれにあります
いずれの場合も
”破水”したら入院が必要になります
すぐに産院に連絡して
どのような”破水”かを伝えましょう
今日は
いろいろな破水の種類
をお話していきます
まだ、お産がどうやって始まるのか概要の記事をご覧になっていない方は
こちらから↓
まず破水する時期ですが
・産まれる直前に破水することを『適時破水』
・陣痛が来る前の破水の事を『前期破水』
と言います
陣痛が来る前にも、「チョロチョロ」と出たり、いきなり「バシャ」と出たり
することも結構あるんです
これは細菌感染によって卵膜が弱くなっていたり
羊水が多くて圧がかかり易かったりすると起こります
また
卵膜が破ける場所によっても違いがあって
・子宮の上の方で破ける場合のことを『高位破水』
・下の方で破ける場合『低位破水』or『真破水』
『高位破水』では「チョロチョロ」としか出ませんが
『低位破水』では「ドバッ」と出ることもあります
続いて
羊水の色ですが
通常羊水は透明ですが
出血も混ざっていれば、薄ピンク
赤ちゃんの状態が悪いと、黄色~緑
になります
破水したなと思ったら
産院に伝えるべき事として
・妊娠週数
・陣痛が来ているか
――(破水する時期)
・チョロチョロかドバっとか
――(破水する場所)
・色
・量
――(破水した羊水の量や色)
・胎動はあるか
――(赤ちゃんの状態)
を伝える事を頭の隅においておくと
慌てなくてよいと思います
また破水は
「チョロチョロ」出ているだけでは
尿漏れやおりものと区別がつかないことも・・・
特に入浴後に膣内にお湯が入って、それが流れ出ることで
破水と勘違いすることもあります
破水していれば
自分や赤ちゃんが動くたびに「チョロッ」と出たりします
そこらへんも判断基準にして
分からないようなら、産院に連絡して相談してみます
「バシャ」と破水すれば
どんどん出てくることも・・・
大きなナプキンをして、すぐ産院連絡し、車の中でもなるべく横になって行ってください
何度も言いますが
いずれの場合も”破水”が起これば、数日中に産まないと
いけません
破水が起こると
赤ちゃんが細菌に感染するリスクが上がっていくので
長く赤ちゃんをお腹の中にとどめていることが、できなくなります
破水→赤ちゃんを包んだ袋が破ける→赤ちゃんが外の世界と交通する
→細菌感染のリスク↑↑
このため破水したら、細菌感染のリスクがあるため
入浴は禁止です!
破水して数日たつと羊水が黄色や緑になります
これは赤ちゃんがしんどくなると起こってくる状態です
抗生剤の投与や早めの出産が必要になってきます
またもう1つ注意することがあって
破水することで、陣痛が始まりやすく
更に強くなりやすくなります
「破水すれば、24時間以内に陣痛がくる」と言われています
(来ないことも多いのですが・・・)
特に
2回目以降の出産(経産婦)の方は、お産が進みやすく、特に破水することで
一気に赤ちゃんが下がって、
あっという間に産まれることもあります
特に経産婦さんが破水したら、すぐに産院に連絡して、すぐに産院に向かうことが大切です
お産は何度経験しても
初めてのことが起こります
どんなことが起こりうるか知っておくと
「あ!あの時の話はこのことか!」
とすんなり理解でき、慌てずに出産に臨めます
少しでも”お産”のことを知って
安心してお産に臨んでいきましょう
本日も最後までご覧いただきありがとうございました
このような方はお力になれると思います
▼ ▼
これから結婚・妊娠を考えている方
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1987年産まれ、静岡県磐田市出身。
看護学校の時、小児看護担当の先生から、「助産師になってみない?」と進められる。
看護学校では出産の見学ができず、「出産も知らないのに・・・」と助産師になろうか悩むが、助産師は妊娠・出産・産後だけでなく、『女性の一生をサポートする職業』ということを知り感銘をうけ、助産師学校を目指すようになる。
助産師学校を卒業後は、総合病院の産科・小児科の助産師として4年間勤める。
主に、分娩介助(赤ちゃんを取り上げるお手伝い)・新生児のお世話・産後のママのお世話・母乳育児の相談・妊婦健診・両親学級の実施を経験。
その間、赤ちゃんを取り上げた人数約90名。お産に付き添った件数約500回。お世話させていただいた新生児の人数約1000人。その他に母乳育児や産後の相談を受けた件数1000件以上。
結婚を機に退職、北海道に嫁ぐこととなる。
2015年4月 長女出産
2016年5月 次女出産
2018年3月 長男出産
2020年5月 次男出産
義両親と3世帯同居の中、未知の土地で、4人の子育てを経験する。
4人目の妊娠・出産の際、コロナ禍で不安な日々を送り、孤独な出産を経験。
コロナ禍でも継続して安心安全な医療を提供してくれる医療従事者の方への『感謝』の思いと同時に、病院で出産するママ達へのサポートが手薄であることも実感した。
待ちに待った赤ちゃんとの生活のはずなのに、産後に新生児のお世話や母乳育児で悩んで、泣いているママの多さに疑問を抱いた。
”妊娠””出産”は一生続く子育てのスタートライン。
もっとハッピーなスタートを切ってもいいのではないか?ハッピーな子育ては、妊娠中から今後の子育てを見据える”マタニティマインド”作りから始まる。
そういった思いで、助産師として、また4人の子育ての経験も生かし、ハッピーマタニティ相談室開所を決意する。
コロナ禍の中、小さな子たちを育てながら、自分にもできることを探し、
相談は、ZOOM・LINE電話、メールを使って行う完全自宅STYLE。
かつて助産師を目指した際、自分の思い描いた理想の『女性の一生をサポートする助産師』を目指して、日々活動している。
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